救急から一転。医者人生の後半戦は地域の中で悪くなる前に止める医療を
医者人生の折り返し地点、55歳までには開業したい。漠然とそんなことを考えていました。元々予防医学をしたくて、救急の世界に入り27年。県内、全国、数々の現場で‶悪くなってしまった″多くの患者さんを診てきました。だから後半戦は地域の中で、患者さんに一番近いところで、‶悪くなる前に止める″医療ができれば。そんな思いで開業しました。資金返済という観点からも、もうこれ以上先延ばしにはできない。そういうタイミングでもありました。
整形、歯科医院などが集まる医療ヴィレッジで内科循環器クリニックを開院
開業を考え始めたのは10年ほど前からですが、忙しさにかまけてなかなか動けずにいました。それがコロナ禍で何年ぶりかの休日ができ、前から誘われていた島田市民病院の同僚だった杉田先生のクリニック杉田整形外科を見に行くことに。医療ヴィレッジに内科が欲しいということも聞いていましたし、歯科医院、メンタルクリニック、調剤薬局も開業していましたから、その後はあれよあれよという間に話が進み、開業することになりました。

ニーズに合わせた提案はもちろん、一緒に楽しみながら造ってくれました
創造舎は杉田先生の紹介なのですが、この会社にお願いしてよかったなと思うのは、とても融通が利く点。
こちらのニーズに合わせた提案をしてくれる。こちらのことがだんだんわかってくると「きっとこれ、先生好きですよね」と提案してくれる。普通クリニックではありえない純和風の格子デザインのインテリアを入れたいと僕が言った時も「いきますか、いっちゃいますか」と一緒に楽しみながら造ってくれた。僕はそういうところに、とてもハマりましたね。


ロゴの制作、フライヤーの制作・配布までやってもらえました
クリニックのロゴデザインも創造舎の紹介で作ってもらいました。細かいやり取りができたから納得のいくいいものができました。
こちらの要望を本当に細部まで調整してくれました。内覧会ではフライヤーの制作から新聞折り込み、配布、会場案内まで全面的にやってもらえました。私がしたのはお土産の阿闍梨餠の手配。200~300人の来院かと思っていたのですが、500個用意していたお土産が初日で終了してしまうほど、内覧会は大盛況でした。


医療設計を手掛ける建築会社は数少ない。大手がいいとは限らない
これから開業を考えている人にアドバイスするなら、建築会社選びは重要。家づくりの大手がいいとは限らないと思います。
家と医療は違うので、家のノウハウは役に立たない。創造舎は医療設計を数多く手がけていますよね。これはポイントが高い。もっとキャリアを積まないといけないとは思いますが、アフターフォーローで客が不便と訴えるところをしっかり見据えて、積み上げていけば伸びていくんじゃないですか。