開業ドクターの声 VOICES OF PRACTICING DOCTORS

患者さんのために、
地域のために。
建物とともに
未来のビジョンを描き続ける。

長島耳鼻咽喉科医院

静岡市駿河区池田580-1

https://nagashima-jibika.com/

院長 長島 泰行 YASUYUKI NAGASHIMA

静岡済生会総合病院耳鼻咽喉科などを経て、長島耳鼻咽喉科医院を開設
耳鼻咽喉科の医師の中でも数少ない「めまい相談医」認定医師
1992年長島耳鼻咽喉科医院を開設
2023年長島耳鼻咽喉科医院を新設

地元静岡が元気になってほしいという思いからエスパルスのチームドクターや地域の学校医を務めてきたという長島院長。「見える診療・伝わる診療・寄り添う診療」に取り組み続ける姿勢の中に、未来への確かなビジョンがありました。

天井の高い待合室

つくりたかったのは、天井の高いゆとりのある待合空間。

診察室から待合室に出て見上げたところに窓があって、そこからロゴが見えるんです。ふとした時に見えるこの景色が気に入っています。この窓も、高い天井があるからこそ設置できたんです。快適な待合室をつくるために高さのある広い明るい空間がほしかったのですが、それを実現してくれたのが創造舎さんでした。

30年目を迎えての医院の新設でしたからこだわりたいポイントがいろいろあったのですが、設計の相談をしてもすべてできますと言ってくれる会社がなかったんです。創造舎さんは、木造建築の長所を生かしてすべてを叶えてくれえました。木造よりも長く持つという他の工法を選ぶ選択肢もありましたが、応用の効くおもしろい建物をつくることにしてよかったと思います。

医療機関として譲れないものを大切にしながら、内観や外観が洗練されていく。

めまい相談医が常駐する医院として難聴・耳鳴りなどの診療に力を入れていますから、十分な検査のスペースと高度な防音室が必要だったんです。以前の建物にもボックス状の防音室は設置していましたが、もっと快適で使いやすい防音室になるように設計の段階から考えていただきました。

副鼻腔や頭頸部の疾患の診断にはCTでの詳しい検査が必要でしたし、胸部のX線写真が撮れる広い検査室もオーダーしました。院長と副院長が同時に診療できる2つの診療室や大きなモニターの設置、キッズルームなど、耳鼻咽喉科に必要な機能や設備は早い段階から伝えていましたが、その機能を備えたうえでデザインも工夫してくれました。

コロナ禍の悔しい体験を、未来の地域医療に活かす建物。

感染症への対策は特に意識しました。感染症はコロナだけではありませんから、患者さんに安心して利用していただくためにはこの先も必ず必要になると思ったんです。3つの隔離室をつくったのですが、一般の患者さんとは重ならない別の動線を確保しています。さらに、辛い状況にある患者さんが少しでも過ごしやすくなるように隔離室はデザインしてもらいました。コロナの患者さんを狭い屋外のテントで診療せざるを得なかったという悔しい経験を、新しい建物に反映することができました。

患者さんを想う理想的な建物は、柔軟な対応力から生まれる。

建物のデザインはすごく気に入っています。例えば、天井と壁が交わるところにもさりげなく明かりが入っているんです。こういうところはオーダーしなくても上手に仕上げてきてくれる。でもこちらから細かなオーダーを出せばその要望にもちゃんと対応してくれる。スペースをもっと有効に活用したいという相談をすればすぐに図面を修正して提案してくれましたし、いつも快く対応していただけたことで「見える診療・伝わる診療・寄り添う診療」を実現する建物が完成しました。

地域社会の中で、建物の外観が果たす役割。

この建物ができてから、地域の皆様により知っていただくことができるようになりました。建物が広告の役割を果たしてくれるんです。

当初は隠れるような雰囲気の建物を考えていたんですが、ガラスを使って外から見える空間をつくってみたり、創造舎さんと話し合いながら親しみやすく患者さんが入りやすい建物になっていきました。創造舎さん自体に活力があって街の発展にも貢献されていますから、新しい感覚も取り入れてみたかったんです。ご提案いただく壁紙のデザインも最初はこれでいいのかな?と思ったんですが、施工された内観をみるとすごく映えていて驚きました。

建物によって新たに生まれた、未来へのビジョンと希望。

過ちなく、トラブルなく、適切な診療で早くよくなって喜んでいただきたいという思いが診療の基本。その姿勢が変わることはありません。エスパルスのチームドクター、それから地域のこども園や小中学校、高校や特別支援学校の学校医も務めているのですが、関わった選手が活躍したり、子供たちが成長した姿を見られるのはやっぱり素直に嬉しいんです。この建物ができたおかげで、私もまた毎日が楽しくなりました。

自由診療の時代がやってくることも考えて、2階にはそのためのスペースも用意してあります。この先も副院長と一緒に、見える診療、伝わる診療、そして患者さんに寄り添う診療を続けていきたいと思います。